提灯は店舗前や店先などに設置され、看板の代わりや装飾として使用されています。
開業して月日の経つ老舗店のちょうちんは、それだけの重みや味わいをまとっており、中には様々な箇所が破れてしまっている物を使い続けているお店もあります。
何故、ボロボロの提灯と言う言葉が似合うものを飾り続けるのか?と言えば、伝統を守りたいという意志や、ずっと使い続けているという考えがある一方、直し方が分からない店主様もいらっしゃいます。
そんな時は、当店の制作方法の一つである『再現提灯』の出番です。
提灯は自分で修理できる?その直す際に必要な道具をまとめてみた!
ちょうちんは破れ方次第、壊れ方次第ではプロの力を借りずとも修理することができます。
とは言え、完全に元通りになるかと言えば難しく、あくまでも壊れた所を補強する形になります。
- 壊れた提灯を修理する時に必要な道具一覧
- 提灯の生地
- 生地に合わせた糊
- ピンセット
- ドライヤー
- 竹ひご
- タコ糸やテープ
- 『提灯の生地』
- 『生地に合わせた糊』
- 『ピンセット』
- 『ドライヤー』
- 『竹ひご』
- 『タコ糸やテープ』
通常であれば、提灯の生地は「和紙」か「ビニール」です。
和紙製であれば、障子用のものなどを。ビニール製であれば、破れ方に応じた生地をご用意下さい。
和紙製であれば、障子用の糊をボタ・・・ボタ・・・と落ちるぐらいの濃度に、紙をたっぷりと浸して使うのがベターです。
ビニール製であればテープをはじめ、いろいろと活用できます。
主に和紙提灯を直す際、破れた箇所に修理用の生地を置く時に使います。細かな作業に便利です。
和紙の生地をちょうちん側に貼り付ける際、素早く貼り付けるために便利です。内側と外側から熱風を軽く当てましょう。
竹ひごが折れていた場合に使用します。竹串でも構いませんが、薄く削り、撓みが生まれるようにしてください。
竹ひごが折れていた時、素材同士を連結させる際に使用します。
・・・実際問題、竹ひごが折れてしまっていると、修理するのはかなりの手間です。
また、破れ方にもよりますが、大きな穴が開いている状況では、名入れ文字にも影響が出ているでしょうし、難しいと考えられます。
では、どうするべきか?次項にてご紹介します。
ちょうちん修理ならお任せ!オススメの方法をご紹介!
店舗看板や装飾として、使い続けていた提灯が壊れてしまった!とは言え、自分で修理するには、かなりハードルが高そうだ・・・。
そんな風に思った方にオススメの直し方があります。それが冒頭でも触れた、プロが行う再現提灯です。
それは、提灯工場がお送りする壊れていても仕方なく使い続けてきた方にとって、嬉しい制作方法です。
では具体的に、再現提灯とはどういったものか?に触れていきます。
再現提灯のご依頼方法とは?お気軽にご連絡下さい!
まず再現提灯とは、どういったものかと言えば、壊れた状態で使用されている物を再現する作成方法です。
これは、そっくりに作り直すことで、修理をするのとはまた違います。
修理をする訳ではないので、名入れ文字の再現性など不安点もあるかもしれません。
しかし、それはお客様から正確なデータをお送り頂く、もしくは実物のちょうちんを送って頂くことで限りなく正確な再現をいたします。
画像データなら?
正面、左側、右側、背面の4方向からの写真をお送りください。
名入れ文字に特徴がある場合などは、書体についての情報なども合わせてお知らせいただけると幸いです。
また、データに関しては動画を送って頂いても構いません。
その際は、ゆっくりと360度、提灯を撮影して下さい。
なお、データをお送り頂いた後、担当からのヒアリングにより、なるべく正確な再現提灯を制作いたします。
実物なら?
当社宛てに、再現を予定される提灯をお送りください。
実際に再現に携わります提灯職人が拝見し、限りなく正確な再現をいたします。
なお、お送りいただきました提灯に関しまして何点かご確認させて頂くことが御座います。
再現+加工も可能
再現提灯は、内容の再現はもちろん、名入れ文字の変更や、和紙からビニールへと素材の変更なども承っております。
お気軽にご相談ください。
今回のまとめ
外に設置しておくことで、必然的に壊れやすくなってしまう提灯。
いたずらされたり、強風にあおられたりと、様々な状況で被害を受けます。
こうした際、再現提灯をご検討頂くことで、思い入れのある店舗看板を新たなデザインにすることなく、使用し続けられる強みがございます。
提灯の修理をご検討の際は、再現ちょうちんをご検討下さいませ。
ご連絡は提灯工場までお気軽に。