日本人であれば、おにぎりが嫌いな人などいないはずです。それを裏付けるように、おにぎりをメイン商品として販売するお店の数も時代とともに増え続けています。
そんな、おにぎり屋さんを彩る装飾や宣伝ツールとして、オリジナル提灯を制作してみませんか?と言う話題は最後にするとして、私が個人的に好きなおにぎりの具を解説と共にご紹介しましょう。
また、一般社団法人おにぎり協会様が紹介していた、全国のご当地おにぎりの中から私が食べたい物を紹介していきます。
真の意味で、おにぎりは日本人の国民食です。誰にとっても好きな具があると思います。そんなことを思い浮かべながらお付き合いくだされば幸いです。
超個人的に好きなおにぎりの具ランキング ベスト5!
あくまでも個人的に好きなおにぎりの具をご紹介します。その為、なんで?と思う具もあるかもしれませんが、それに関しては一切のご意見は求めていません!
第5位『しゃけおにぎり』
定番と言えば定番ですが、だからこそ外せないのが『しゃけ』です。
ただでさえ、ご飯のおかずとして最高レベルの相性を誇るしゃけがご飯に包まれ、逃げ場のない状況に追い込まれている訳です。するとどうでしょう。しゃけはじんわりと自分の旨味を外へ外へと放ち始めるのです。慌ててご飯は、カモンカモンとすべてを受け入れる。中心から染み渡ってくる旨味と香りを身にまとったおにぎりは、ひと口頬張る度に口の中を怒涛の勢いで攻め立てる。少し遅れてやってくるのは海苔!!彼が持つ磯の香りが身体に染み渡る頃、ご飯・しゃけ・海苔は三位一体となって、爆発的な旨味を生み出す・・・それはまさに、コンビネーション・アタック!!!!
鮭おにぎり・・・美味いですよねー。そんな、鮭おにぎりを個人的に好きな第5位に選出しました。
ところで・・・しゃけとさけ、あなたはどちらで発音しますか? もちろん、サケが正しい発音ではあるのですが、シャケと発する人の方がおよそ2倍ほど多いという統計データがあります。
なぜこの様な現象が起こっているのか、それは諸説ありますが、有力なのは江戸弁の影響があるからと言うことです。しかし疑問に思うのは、関西や中国、九州地方でもしゃけと発音する地域があること。
そこから想像を膨らませると、サケの流通が東から西へと流れていたからではないかと考えてみたりします。
第4位『こんぶおにぎり』
今更ですが、おにぎりって子供の頃の記憶にリンクしているなーと思いました。そこで4位はこんぶおにぎりです!
これはなんでしょうね、好きです。こんぶ。と言っても、塩昆布ではなくこんぶの佃煮です。かつおぶし、梅干しなど、様々な味付けが施されますが、どれも美味しい!こんぶおにぎりの特徴は、その純粋で深い味わいですね。ひと口、頬張ると甘辛く煮詰められ、ねっとりと濃厚に仕上がった昆布が口の中へ。そこで米と出会う!!咀嚼する度に撹拌していく米と昆布。両者が深く強く結びついた時、爆発的な旨味が生まれます!!!美味い・・・。
昆布おにぎりはコンビニでも見かけますが、正直言うと、あれは違うんですよね―。なんでしょう。やっぱりコンビニご飯の様に色々な添加物が含まれておらず、きちんとしたお米で握られた昆布おにぎりが最高です!!
第3位『高菜おにぎり』
意外と好きな人も多いのではないかと思う高菜おにぎり。高菜自体が美味いので、おにぎりの具にしても美味しいです。
私の中で高菜おにぎりは、お米と高菜の力関係が他の具とは少しばかり違います。高菜の味に対する比重が高い具なのです!高菜が美味いことが第一条件です!だから、高菜をしっかりと調理して、美味しく作り上げます。その上でおにぎりにすることで、非常に美味い高菜おにぎりが完成します。少しピリ辛が私の好みです。たまに弾けるゴマの風味もまた美味で、お米を含めてそれぞれが主役として成立するのが高菜おにぎりの特徴です!!
高菜おにぎりに関しては、定番の具ではありませんが、確固たる地位を築いている気がします。私が好きだからと言うのはもちろんあります。あと、高菜おにぎりはご飯がホカホカの方がいいですね。美味いです。
第2位『すじこおにぎり』
すじこおにぎりは日本国民に好きの具を聞いた時、ベスト3には入る具でしょう。もちろん、私にとってもベスト3を争う具であり、おにぎり選びに迷った時は、筋子を選んでおけば間違いないとさえ思っています。
すじこおにぎりは、具であるすじこ自体の味も重要ですが、いかに白米が甘みを引き出すのか? この点が非常に重要です。この辺がご飯の友として、すじこを食べる場合との違いではないかと思います。もちろん、すじこ自体が美味ければ、それに越したことはありませんけども、すじこおにぎりと言うのは、ご飯がすじこの潜在的旨味を引き出しているのではないか?と私は思うわけです。なお、すじこおにぎりは、ほかほかご飯でも、冷えたご飯でも美味いと思うんです。そこもまたスゴイですね!
筋子と言えば、イクラについても気になるところですが、イクラのおにぎりってそれ単体だとちょっと大胆過ぎる感じがして、統一感がないように思います。もちろん、鮮度の良いイクラを想像して書いているので、おにぎりの具として成立するイクラの鮮度があるのでしょうけどね。
第1位『みそおにぎり』
第1位はみそおにぎりです。素朴すぎますし、これを例えばコンビニなので販売する際は、焼かれていたり大葉に巻かれていたりしますが、あくまでも純粋な味噌おにぎりが一番です。しかも握りたて。
これは完全に子供の頃の記憶にリンクしています。そして、これは主食ではないのです。夕飯までの小腹を埋めるものなのです。だから異常に美味い!全力で走り回って陽が完全に沈んだ頃に帰る毎日を過ごしていた子供の頃、帰宅してもまだ夕飯まで若干のタイムラグがある日がほとんどでした。そこで、みそおにぎりを食べる!これです。我が家は3時のおやつと言う文化のない家だったので、そりゃお腹が減っている訳です。そのギリギリの状態で、手作り田舎味噌と炊きたてのコシヒカリ。これがおにぎりとなって目の前にやってくる訳です。そりゃ、美味いでしょ!!!
ちなみに、ヘタな加工はせず、握ったおにぎりの表面にみそを塗るのがベストです。焼いたりもしません。ただの味噌を塗るのです。これが第1位です。
夜中、ちょっと小腹が空いたなーって時もオススメです。何の手も加えないですから。そして、中に具を詰める技術もいりませんので。
少しだけ工夫をしたいなら、おにぎりを握ってから、味噌を表面に塗り、その上からみりんを塗る。あとはグリルに入れて焦げ目をつけ、食べる前に七味などで香りをつけ、食べると良いでしょう。
以上、私の超個人的なおにぎりの具ランキングでした。他にもまだまだ好きな具はあります。梅干しやたらこ、明太子に味噌漬け、天むすなどもいいですね。つまりは思い出が最優先されたランキングだった訳です。
高菜に関しては産地でもなんでもないですが、実家の近所にものすごく美味い高菜炒めを作る惣菜屋さんがあったからだと思います。
超個人的に食べたいご当地おにぎりを厳選してご紹介!
続いては、一般社団法人おにぎり協会様のサイト内で紹介されているご当地おにぎりの中から私が今、食べたいおにぎりを厳選したいと思います。なお、味噌系はあらかじめ外します。好きなので。
徳島県『すだちおにぎり』
すだちの爽やかな香りがするおにぎりです。パセリを全体にまぶしてあって、それがまた美しい色合いを作り出しています。すだちもそうですが、パセリも清々しい香りが鼻を抜けていきますからね。ひと噛み、ひと噛みするごとに食が進むような不思議な味わいが感じられるおにぎりなのではないでしょうか?
純粋に食べたい!間違いなく美味いもの。想像つくもの。だけど美味そうだもの。
京都府『稲めし』
人によっては、『えぇ?』と言う拒絶反応が聞こえてきそうなおにぎりです。なので評価が難しいとは思いますが、私自身、きなこをご飯にかけて食べることがあるのです。おはぎ好きって事は否めませんが、きなこをご飯にかけることに抵抗がないわけです。
なお、きなこをご飯にかけて食べる際は、お湯、もしくは水をかけて食べることをオススメします。
福島県『ほっき飯おにぎり』
ほっき貝はお刺身で食べても美味しい貝ですよね。そんな、ほっき貝をご飯に混ぜて、醤油とお酒を入れる。更に混ぜておにぎりにする。味は想像できますが、味が想像できても美味いのがおにぎりのスゴイところです。
それにしてもほっき貝に限らず、貝類は御飯との相性がいいですね。
青森県『菊かおりおにぎり』
菊の花は食べる地域と食べない地域がありますよね。ただ以前は、みんな食べるものだと思っていました。ま、それはさておき、このおにぎりは様々な具材が入ることで色彩が野山を感じさせてくれますし、何より菊の花をおにぎりにした所が素敵です。材料にお酢が入っているので、ちらし寿司感覚なのかもしれません。
ちなみに菊はきちんと食用菊として販売されているものです。また、私の地元では菊をまずお湯で湯がきます。その際、お酢を入れて色止めをします。そして、ただ食べるだけなのですけど、おひたしみたいな感じですね。鰹節とポン酢などをかけて食べます。食用菊は柔らかい独特な風味があり、非常に美味しいです。
北海道『鮭山漬けおにぎり』
もうね、ずるいです。これ。美味くない訳がない!コンビニおにぎりのラインナップにも見かける様になりましたけども、ちょっと他の具とは違う雰囲気がありますよね。
先程、イクラはおにぎりに合わないと言いました。その気持ちは変わりありません。ただ、鮭がイクラを下支えしている気がします。このおにぎりに関しては。
宮城県『わかめごはんおにぎり』
かなり今更感がありますけども、わかめごはんのおにぎりってどうしてあんなに美味いのでしょうか?わかめごはんの素があるとは言えですよ、美味すぎませんか?あれ。お弁当に入っていると、少しテンション上がりましたもの!手軽に作れてアレだけ美味いなら、主婦の強い味方と言えるのではないかと思います。
何故か・・・わかめごはんを見ると、運動会を思い出します・・・何故か。
岩手県『ふきおにぎり』
とても素朴な味がしそうですね。ふきは煮物としてよく食べていました。美味い。そして、ふきのとうの天ぷらも好きです。子供の頃、祖母と河原で、つくしやふきのとうを摘んだ記憶が残っています。あと、これをふき味噌も大好きです。つまり、ふきっていつでも美味いし、なんだか懐かしさがあって好きなわけです。おにぎりでなくても。
なんだかんだで、懐かしさに勝てる調味料ってあるのでしょうか?
神奈川県『御難おにぎり』
名前だけだと分かりにくいですが、材料にごはん、青じそ、紅しょうが、カリカリ梅、白ごま、塩とまーずるいおにぎりですね。美味しくないわけがない!色合いも綺麗ですしね。いつだって食べたくなりますし、食べられるおにぎりです。
お酒のおつまみとして、さっぱりと食べられるものはいいですよね!
富山県『とろろ昆布おにぎり』
これ、好きです。海苔を巻かずにとろろ昆布で包んでいるおにぎり。具はシンプルでいいのでしょうけど、昆布と相性の良いものがいいですね。純粋に塩にぎりでもいいかもしれません。
とろろ昆布ですから、お醤油をちょっと垂らしてもいいかもしれませんね。
石川県『いかの炊き込み御飯おにぎり』
イカの炊き込みご飯をおにぎりとして丸めた感じです。そりゃ美味いよ!美味くない訳ないじゃないか!って思わず声を上げてしまう・・・そんなおにぎりです。
おにぎりとして作ることを念頭にすると、もち米などは入れない方がいいのでしょうか?何気にそこが気になります。
山梨県『百万遍おにぎり』
またまた名前だけ聞くと謎のおにぎりの登場です。茹で小豆・茹で栗をご飯と混ぜて握ったおにぎりで、おこわを握っている感じでしょうか? ただ、ほっとする味なんだろうなーと言う理由で選びました。優しい味っていつ食べても美味しいですし、落ち着きますからね。
栗ご飯って美味いですよね。栗おこわも。独立していても美味いのに御飯にも合うのは、あの甘味がなせるワザなんでしょうか?
・・・と、こんな感じでしょうか。紹介されている物すべて美味そうなのですが、あえて選んでみました。特に食べたいなーと思ったものは、最初にご紹介したすだちおにぎりですね。これは斬新な味が楽しめそうだなーと思います。
おにぎりの話をここまでしたから、そろそろ提灯の話をしましょうか!
おにぎり屋さんの店先を飾る装飾品として、提灯はいかがでしょうか?
おにぎりは和の食べ物です。そして、ちょうちんも同じく和の物です。この2つが強く結びつかない訳がありません。また丸型の物は、おにぎりに何処と無く似ていますからね。
提灯の使用場所は店先だけではない!
提灯に名入れを施すことで、店内のメニューとしても活用できます。見栄えがしますし、華やかな店内を演出できます。
その他の使用場所は?
単純に提灯を店内の装飾として設置するだけで、和の印象を強くすることが出来ます。
商品であるおにぎりを演出するのに、提灯は使える装飾品であると思います。
おにぎりと言う商品はどうしたって華やかさがありません。それを補うように提灯を装飾する。ただそれだけでも、視認性はもちろん、明るい印象を伝えると思いますよ。