和紙提灯を屋外に設置したい時、
雨や雪などが降ることを意識しなければなりません。
それは、素材となっている和紙が水に弱く、
濡れると破れてしまう可能性があるからにほかなりません。
ではどうすればいいのか?
どの様な対策を取れば、確実に防水出来るのか?
今回は、そこに焦点を当てて、
和紙提灯を屋外設置出来る方法をご紹介します。
和紙提灯を水濡れから防ぐ方法とは?
和紙提灯は、紙で制作されている為、水に濡れる事を嫌います。
水に濡れてしまうと、非常に破れやすくなる為です。
昔ながらの水濡れ対策には、
和紙提灯の表面に油を引く油引きと呼ばれる仕上げがございますが、
これが確実な防水対策かといえば、そんな事はなく、
現在では味わいとして行われている側面が強くなっております。
ではどうすればいいのか?
和紙提灯を防水素材でラッピングの様に、包み込んでしまえば良い訳です。
和紙提灯を水濡れから守るラッピングとは?
和紙提灯に防水ラッピングする。
直訳すると包装すると言う事になります。
和紙提灯を防水ラッピングする上で大切な事は、
表面に書かれた名入れ文字や店名などが見えなければなりません。
また、竹ひごなどを素材としているちょうちんは、
締め付けると壊れてしまう為、
強い圧力をかけて文字通り、ラッピングを行うことは出来ません。
これらを踏まえると、
我々人間が水濡れ対策に使用する雨具などの様に、
気軽に付けることができ、防水が出来る必要があります。
そこで、ラッピングに使用する防水素材にはビニールが用いられ、
これを提灯のカバーとして使用する事がベストだと言えます。
提灯用ビニールカバーの使い方は?
和紙提灯の水濡れ対策には、
専用のビニールカバーが用いられます。
特徴としては、以下の事が挙げられます。
- 提灯用ビニールカバーの特徴
-
- それぞれの大きさや形状に応じた専用品がある
- 上下にある紐を絞って取り付ける
1|それぞれの大きさや形状に応じた専用品がある
提灯には、丸型や長型と言った定番形状から、
弓張りや桶型などの用途が限られる物までございます。
またビニールカバーは、サイズも大小様々にある為、
それぞれの大きさや形状に適した専用品がございます。
2|上下にある紐を絞って取り付ける
提灯用ビニールカバーは、上下に取り付ける為に使用する、
専用の紐が設けられており、それを絞る事でしっかりと装着する事が出来ます。
水濡れを防ぐ上でも、この絞りは重要である為、
専用品として重宝されております。
なお提灯用ビニールカバーは、
和紙製の水濡れを防ぐ為に使用されるだけではございません。
耐久度を上げる目的で、ビニール提灯にも使用されます。
提灯を屋外に設置する場合、和紙には和紙の、
そしてビニールにはビニールの不安点が浮上してまいりますので、
その点を上手くカバーする為にも専用ビニールカバーをお求め下さい。