提灯は店先や軒下に吊るして使うことが多いものです。
しかし、提灯を今まで一度も使ったことがない人にとっては、どの様に吊るすのか?分からないこともあるでしょう。
また、お祭りで提灯を使用する場合、どの様に飾ればいいのか分からない人もいるでしょう。
そこでオーソドックスな提灯の吊るし方をご紹介していきます。一度知れば、応用が利くものなので、覚えて頂ければ幸いです。
店舗提灯を店先に飾る際の吊るし方は?
店舗で使用される提灯は店先に吊るされることが多く、次いで店内へ設置されるケースが多くなっています。
形状をご覧頂くと分かると思いますが、提灯はどんな状況であっても、上から下へ吊るすことで最大の効果を発揮する物です。
また、提灯には吊るしやすい様に専用の部位がついており、フックを引っ掛ける溝もついております。
フックの設置が重要?
専用部位の溝を利用することで、簡単にフックに吊り下げることが可能であり、手間をかけることなく提灯を店先に飾れます。
と言うわけで、提灯を飾る際、重要になるのはフックの方であり、これを的確に設置する必要があります。
フック選び
形状、そして大きさ、更に言えば取り付け方、耐荷重など単にフックと言っても様々な物があると容易に想像できます。
設置する場所と用意した提灯をきちんと把握し、適切なフックをお選び下さい。
フックの設置
店舗の店先でしたら、軒下部分にフックを取り付けることが一般的です。釘やネジで固定する物、スクリュータイプなど様々な物がございます。軒下の状況や材質を見て、決めることをオススメします。
吊り下げる
フックの固定さえきちんとしておけば、後は提灯についている専用部位の溝を引っ掛けるだけです。
なお、店内に吊るす際も、同じような方法でフックをきちんと固定し、吊るすことが一般的です。
また、提灯には様々な形状があります。特に違いがある物は弓張りと呼ばれる物で、こちらは持ち手がついておりますので、店内であれば、これを利用して縁に引っ掛けることが出来ます。
お祭り会場で提灯を吊るす場合の飾り方は?
お祭り会場は屋外が普通であり、会場を盛り上げる様な照明兼、装飾として活用されます。
また、電灯による灯りは必須である為、単に吊るすだけではなく灯りの設置も考える必要があります。
ここでも提灯の部位を利用して、吊るすことが出来ます。
ソケットコードに固定する
単にピンと張ったロープに提灯を通すだけでは、風などの影響で動いてしまう可能性があります。
そこで電球ソケットコードを利用して、電球の下に提灯が設置し、固定して吊るしましょう。
屋台などに吊るす際は?
出店の店先に吊るすのであれば、フックを取り付けて固定することで提灯を吊るすことが出来ます。
櫓や山車に提灯を吊るす
こちらもフックを取り付けることで、手軽に提灯を飾ることが出来ます。
特に櫓や山車などは多数の提灯を吊るす為、きちんと計算してフックを取り付ける必要があります。
協賛提灯を吊るす
協賛提灯も櫓や山車と同様に、きちんと固定場所を決めてフックを付ける様にしましょう。
また、提灯の重みでフックが外れてしまうことがない様にきちんと固定しましょう。
なお、単管などで設置場所を組む際は、針金を活用し、電球ソケットコードと共に提灯を固定すれば安心出来ます。
お祭りでは手持ちで提灯を扱う場合もございます。
この場合、火箸と呼ばれる先端に提灯を吊るせるフックがついた手持ち用アイテムが販売されております。
弓張り式ではない一般的な提灯形状を用いる際は、こちらをご利用下さい。
提灯スタンドを使うと風情がある吊るし方が出来る
提灯を吊るす際、専用のスタンドを用いると、見た目にも味わい深い吊るし方が可能になります。
スタンドを活用することで、店舗様であれば店先に吊るすと言うよりも飾るという感覚が強くなるとは思います。
また提灯スタンドは、大きなサイズの物になればなるほど、むしろ必要になってくるものであり、軒下ではきちんと吊るせるのか不安な時にこそ、活用して頂きたいアイテムとなります。
当店では、先程から度々名前が挙がるソケットコードはもちろん、火箸や手持ち提灯用の電灯、そして専用スタンドなども販売しております。
ソケットコードに関しましては、ソケット数を変更する、オリジナル製作を行うことも可能です。
ただ単純に吊るすことよりも、こうしたアイテムをご活用頂くことで、より素晴らしい提灯の吊るし方を想像して頂けるかもしれません。
なお、提灯にはミニサイズもあり、こちらはお土産などで購入されることが多く、お家の中で設置されます。
こうしたミニ提灯を吊るす際は、鴨居などに飾られることが一般的です。
しっかりと開いた提灯を設置したい場合
※画像はイメージです。
提灯は蛇腹状で収納されているアイテムであり、使用する際に開いて使われます。
その為、もしかしたら完全に開ききらない状況が考えられます。
しっかりと吊るすのであれば提灯を開いた際、底に適度な荷重をかけてあげると、使用している最中に閉じていくことが少なくなります。
できれば固定できる物(テープなどで貼れる物)がベストです。
なにもしない時も重さによる固定が起こりますので、閉じにくくなります。