オリジナルで製作される提灯の中には、席札用に使用される物もあります。これは元々持っているおめでたい華やかな雰囲気を活かし、場を持ち上げる力がある事の他に、簡単に持ち運ぶ事が出来る物でもあるので、記念品として、お持ち帰りされる方も多くいらっしゃり、祝賀ムード溢れる席では、非常に重宝されるアイテムであると言えます。
そこで席札ちょうちんの使われ方と言う事をテーマにお伝いしようと思う訳ですが、特に取り上げて珍しい場所はございません。が、オーソドックスな使い方こそ、その物が持つ性格を如実に表しているのではないかと思います。

特注でオーダー制作される席札ちょうちんは、披露宴の席で、良く使用されます。出席された方の名前を書き、それをお座り頂く席の前に置きます。それが主な使われ方です。シンプル過ぎるぐらいシンプルであり、簡単な物だとは思いますが、非常に効果的と言いますか、演出としては皆様の心に深く残る物になると思います。
それは、何と言っても席札提灯が持っている華やかさが披露宴と言う場面で、会場全体の装飾として大いに役立っている事の証明だと言えます。また、それを見る会場にいらっしゃる方々が、心の中に持っている印象が作り出すおめでたさと言う物もあると言えます。そうした複合的な物から、総合して祝賀ムードを盛り上げるのではないでしょうか？

日本の夏には欠かせない怪談の中に登場する、提灯おばけ。中でも葛飾北斎が描いたそのデザイン性は特に革新的であり、今見ても洗練された物であると言えます。 また、テーマパークや学園祭などのおばけ屋敷では、手作りで安く作成されたり、専門店に激安で特注オーダー制作を依頼したりと、その人気もそうですが、 現代でも確立された一つの地位があると言えます。